日本でもApple Search Adsが、2018年8月から利用できるようになりました。
ここでは、Apple Search Adsについて解説していきたいと思います。
Apple Storeの検索画面の一番上に配信できる広告のことです。
2016年からアメリカをはじめ、イギリス、オーストラリア、メキシコ、ニュージーランドなど多くの国や地域で導入されています。
2018年に日本、韓国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインに導入されることが決まり、日本では2018年8月から導入されています。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで表示される通常のリスティング広告と異なり、各キーワードの検索結果に出てくる「広告が1枠のみ」です。
そして、下記の3つの要素で入札ロジックは構成されています。
• 関連度スコア
• 入札単価
• 推定タップ率
そのため、関連度スコア(キーワード)と入札単価の設定が重要となります。
プラン | Basic | Advanced |
---|---|---|
対象 | 小規模企業 個人開発者 | 中規模・大規模企業 広告代理店 |
支払 | インストール課金型 | 広告タップ課金型 |
使い方 | 予算と入札単価のみ設定可 (あとは自動で配信) | キーワードやターゲットも設定可 |
■Search Ads Basic プラン
• 対象
小規模企業や個人開発者向けです。簡単に言うと、アプリケーションの宣伝に時間をかける余裕がないため、Search Adsの自動化ツールを利用して、ユーザーを見つけたい人向けです。
• 支払
インストールの分だけとなるインストール課金型です。
• 使い方
Search Ads Basicでは、キーワードやターゲットの設定は不要です。予算と入札単価(CPI)のみを設定すれば自動的に関心のあるユーザーへ広告を配信できます。また、Apple Storeの履歴データに基づき、Appleが最大CPIの推奨額を提案してくれます。
■Search Ads Advanced プラン
• 対象
中規模・大規模企業や広告代理店向けです。簡単に言うと、Search Adsのマーケティングツールを利用して、アプリケーションのダウンロードを効率的に増やしたい人向けです。
• 支払
広告がタップされた分だけ支払いが必要な広告タップ課金型です。
• 使い方
Search Ads Advancedでは、キーワード、ターゲットの設定ができます。Search AdsでAppleが推奨している以外の独自キーワードの設定も可能です。
ターゲット設定は以下の分類でできます。
①DL(ダウンロード)アプリケーションによる分類
- すべてのユーザー
- このアプリケーションを未ダウンロード(新規ユーザー)
- このアプリケーションをダウンロード済み(すでにアカウントのあるユーザー)
- その他自社アプリケーションをダウンロード済み(その他の自社アプリのユーザー)
②性別や年齢(18~65歳以上まで、1歳刻みで設定可能)
③エリア(都道府県単位)」
Apple Storeから自動生成になりますが、以下の3つのパターンの中から選択することができます。
- 動画
- 画像3つ
- 説明文
Apple Storeでは、Search Adsを変更するために審査を申請する必要があるため、変更するのに手間がかかる点がデメリットとなります。
最大のメリットは、最も低コストで、強い関心を持った質の高いユーザーを獲得できることです。
Googleの調査結果をみると、ユーザーが新しいアプリを見つける際の情報源は、アプリマーケット上での検索が最上位となり多くを占めていることがわかります。
日本において、Apple StoreでSearch Adsを利用することは非常に重要なマーケティング手段となります。
また、AppStoreに関するデータからも、Search Adsの重要性が分かります。
今後、アプリ業界では、Search Adsの運用が重要になってくるでしょう。特に、キーワード設定が重要であることは間違いないです。
ぜひApple Search Adsを試してみてください。
Apple Search Adsでは、キーワード設定や広告期間設定など手動で入力が必要です。
Apple Search Adsの運用ではキーワード設定が重要でありますが、数十個のキーワードを設定するだけで大変だと思います。
このようなApple Search Adsの運用が大変だと感じたら、『iAdBrain』をオススメします!
『iADBrain』は、広告最適化ソリューションであり、App Storeでの過去の検索結果を蓄積したビッグデータ(数十億のデータ)を利用していて、適切なキーワードの推奨や数万のキーワードや広告停止の自動設定を可能にしてくれます。